1月28日(日)常設 12:00-18:00

昨日、お店を早めに閉めさせていただいて、無印良品 銀座で開かれたトークイベント “素材の源流を辿り、ものづくりの未来を考える”に行って来ました。

残念ながら今日までですが… 無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA で、素材の源流を辿る「渡し舟-からむしの営み」展が開催されています。トークイベントはこの展覧会の関連企画です。

からむしとは苧麻のこと。福島県昭和村で、少なくとも江戸時代から栽培がおこなわれ、越後上布や小千谷縮などの最高級織物の原料として重宝されてきましたが、時代の流れとともに衰退。村の歴史あるからむしを守るために「からむし織体験生『織姫・彦星』事業」がスタートし、「渡し舟」の渡辺さんと舟木さんは体験生として昭和村に移住。現在も昔ながらの方法で栽培から収穫、織りまで、季節とともに植物と向き合うものづくりをおこなわれています。

「渡し舟」とは、おふたりによるからむしの可能性を探る活動。開設した予約制ショップではからむしの魅力を伝える商品づくりやワークショップを開かれています。

トークイベント の話し手は左から、株式会社 良品計画の大島忠智さん、テキスタイルデザイナーの須藤玲子さん、「渡し舟」の渡辺悦子さん・舟木由貴子さん、聞き手は哲学者の鞍田崇さん。鞍田さんは「くにたち映画館」のリクエスト企画でも上映された「からむしのこえ」の制作に関わり、くにたちの会場ではゲストトークもおこなってくださいました。1時間半のトークイベントでしたが、内容の濃さにびっくり。とりわけ作り手の渡辺さんと舟木さんの実体験からにじみ出る言葉には重みがありました。

昭和村の1年のからむしの営みがパネルで紹介されています。

吊り下げられているのはからむしの繊維。「渡し舟」のおふたりの想いと時間が込められた繊維は美しく、神々しいまでの輝きを放って見る者を魅了します。昭和村から道具を運びこみ、展示会場に「渡し舟」の工房が再現されています。

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素材の源流を辿る「渡し舟-からむしの営み」展
本日1月28日(日)まで
11:00-21:00
無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2
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28. 1月 2024 by もえぎ店主
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