明日から始まります。

「開店10周年記念 植物染てぬぐい 仕草展」が
明日7月20日(土)からスタートします。

現在、てぬぐいのほとんどは化学染料による
注染技法で染められています。
そんな中にあって、植物から抽出した色素を
使った注染(ちゅうせん)技法にこだわり、
信州の自然と向き合いながら、
素敵なてぬぐいを作りつづける佐渡勝行さんは、
てぬぐいの作り手さんの中でもひじょうに稀有な存在です。

(佐渡勝行さん プロフィール)
1978 千葉県生まれ
2001 植物染めと出会い、独学で染色を学ぶ
2006-9 注染を行う染工所にて修行
2009 長野県に移住し独立
2009-2017 仕草としててぬぐいを制作。
       クラフトフェアやギャラリーに出品

僕は布を染めることで食べている。
生活の道具として肌にちかい素材に
色を映しこむのが僕の仕事です。

ものをつくる行為にはさまざまな段階において、
いくつもの理由があるように思います。

”好き”という感覚の連続と、”なぜ?”と
いう問いの連続の先に今の位置があって、
なぜ?の回答の質とともに
理由も少しずつ変わってきました。

どんな理由にせよ自分の今立っている
位置がハッキリと映りこんでしまう。
それがものづくりだと思います。

僕のやっている染色について少し話すと、
主に植物から抽出した色素を
使って布を染めています。

いろいろな理由からこの染色を
試みてきたのですが
実はつい最近まで色が落ちやすい
(変化しやすい)という特徴をデメリットで
はないか?と考えてきました。

でもそれは偏った一つの観点から
植物染料というものを見てきた
結果でしかありませんでした。

音や光、風や火、季節や人、
それらと同じように刻々と変化していく色。
それをとても美しく感じます。

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私が佐渡さんの仕事と出会ったのは5年ほど前のこと。
以来、数回当店のサマーフェアにご参加いただき、
佐渡さんのてぬぐいの魅力に触れてきました。

植物染ならではのやさしい色味と心地よさ、
そして、使い込むほどに深まる味わい。

このたび初めて個展というかたちで、
佐渡さんの植物染のてぬぐいを展示販売させて
いただくはこびとなりました。

今回の個展が長野の地で、ひたむきに
てぬぐい制作に励む佐渡さんの仕事と、皆様との
いい出会いになれば、とても嬉しく思います。

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開店10周年記念 植物染てぬぐい 仕草展
■2019年7月20日(土)~7月28日(日)会期中無休
■12:00~19:00 最終日18:00
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19. 7月 2019 by もえぎ店主
Categories: 個展・フェア情報 | Leave a comment

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