新おうちごはんを楽しく 12月のおすすめ-大阪漬け
私がコレクションしている古い料理本の中から、
季節のおすすめ料理をご紹介する
「新おうちごはんを楽しく」シリーズ。
今月は 、大根の葉や茎も使って作る 「大阪漬け」を。
ささっと作れて、無駄なく、美味しい「大阪漬け」は、
お正月準備で慌ただしい日々におすすめの副菜。
この「大阪漬け」のことを料理家の土井信子さんは
大阪の「もったいない精神」から生まれた始末料理と称されています。
【材料】
大根
粗塩
赤唐辛子の小口切
※土井信子さんはそれぞれの分量は気にせず作ってくださいとおっしゃってます。ただし、唐辛子の小口切を入れすぎると辛いのでご注意を。唐辛子の代わりにゆずの皮を散らしたり、黒煎りごまを混ぜてもいいそうです。
【作り方】
①大根は皮つきのまま、短冊切りに。
葉と茎は熱湯にさっとくぐらせ、冷水につけて、細かく刻む。
②ボウルに①を入れて粗塩をふり、全体を混ぜてからから
お皿を重し代わりにのせておく。
③大根がしんなりしたら、水けを絞り、小口切にした
赤唐辛子を入れて和える。
【料理本 】
私が若い頃通っていた「土井勝料理教室」で、何度か授業にも参加させていただいた土井信子先生の料理本。信子先生は土井勝先生の奥様。とても聡明な方で、上品な大阪弁が強く印象に残っています。
この「和のおかずレシピ貼」には、大阪生まれの信子先生が子供の頃から食べられていた懐かしいおかず、土井家に伝わるふだんのおかずが紹介されています。
別冊すてきな奥さん 土井信子のおかずレシピ貼
(株)主婦と生活社 2007年発行
【うつわ】 平松壯さん 小鉢 直径12×高さ4㎝ (私物)