目のお正月

昨日、2つの展覧会に出かけました。

「やきもの入門~色彩・文様・造形をたのしむ」@出光美術館

日本におけるやきもの作りはなんと、1万6千年前まで遡ることができるのだとか。展示は縄文時代の土器からスタート。古墳時代の須恵器・奈良平安時代の猿投窯や室町時代の丹波窯の壺、桃山時代の楽家 初代長次郎の茶碗、江戸時代の古九谷の皿・柿右衛門や仁清の大きな壺など、日本の陶芸史を代表する名品が並んで、「入門」というタイトルからは想像できないほど内容の濃いものでした。展示のトリはいかにも出光美術館らしく板谷波山。一度は見てみたかった波山の「天目茶碗 銘/命乞い」にも出会うことができました。 2月2日(日)まで ※休/月曜日 ただし1/13 開館

※ 「天目茶碗 銘/命乞い」 …
銘は波山がこの茶碗の出来栄えに満足せず、割って廃棄しょうとしていたところ、当時親交があった出光興産の創業者 出光佐三が制止して、譲り受けたことにちなんでいます。


「松屋創業150周年記念 利休のかたち
  ~継承されれるデザインと心」@松屋銀座8階イベントスクエア 

千利休にまつわる道具を通じ、その「かたち」が現在まで脈々と受け継がれてきた軌跡と意義を紹介する展覧会です。新年早々、こちらでも長次郎の「赤楽茶碗 銘/白鷺」や「黒楽茶碗 万代屋黒」などが鑑賞できるという、何とも贅沢なひとときが味わえました。 1月20日(月)まで

2つの会場は近いです。
道すがら、銀座の街の散策も楽めます♬


06. 1月 2020 by もえぎ店主
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