からむしのこえ

何度かトークイベントや講演を拝聴させていただいたことがある「民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする」(明治大学出版会)の著者 鞍田崇さんから、上映会のご案内をいただきました。

映画「からむしのこえ」上映会
■2019年12月14日(土)17:30-20:00 *開場17:10
■会場/明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1031教室(3階)
アクセス https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
■定員/250名(参加無料・申込不要)

[プログラム]
17:10 開場
17:30 主催者挨拶:鞍田崇さん
17:45 映画「からむしのこえ」上映
19:30 舞台挨拶:分藤大翼さん(監督)・春日聡さん(撮影・録音)
19:40 フロアとの意見交換
【映画「からむしのこえ」公式サイト】https://karamushinokoe.info/

“からむし”とは苧麻(ちょま)、青苧(あおそ)とも呼ばれる、イラクサ科の多年草のこと。奥会津の小さな村、福島県・昭和村で”からむし”を育て、糸にし、布を織る…暮らしを数百年にわたって続け、その伝統を伝えていこうとしている人々の映画だそうです。

この映画の情報とともに、昭和村が1994年から「からむし織体験生『織姫・彦星』」事業を手がけていることを知りました。今年の体験生は26期生。これまでに通算120名ほどの修了生が誕生し、そのうちの30名ほどが現在も村に滞在されているそうです。

人々のライフスタイルと価値観がいま大きく変化しています。一部の有名産地をのぞいて、次の世代の担い手がいない伝統工芸はやがて消えていってしまうのだろう。今はかろうじて最後の輝きを放つ線香花火のようなものかもしれない、作り手の方たちやお客様との会話の中で、そんな風に思うことが多い昨今ですが…

日本の伝統工芸を次の時代へとつなげていくための多くの示唆に富んだ、とても興味深い映画のようです。私自身はお店の営業日なので、今回の映画会に出かけることはできませんが、いつかぜひ観たい映画です。ご興味がある方はぜひ。

05. 12月 2019 by もえぎ店主
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