開店10周年記念 舩木伸児小品展-6日目

本展のお客様は松江・宍道湖畔の
舩木窯を訪ねたことがある方が多いです。

宍道湖畔に広がる舩木窯。
その歴史は古く江戸時代に始まり、
初代が舩木平兵衛、二代・浅太郎、三代・浅太郎雲平、
大正時代には四代・道忠(みちただ)氏へと続きます。

このように直系で続く島根の窯の中では、
一番旧い窯だと言われているそうです。

かつて流通の中心を担っていたのは海上輸送。
舩木窯がある宍道湖の入江は船着き場となっていて、
布志名焼のやきものもここから全国へ出荷されていました。

四代・道忠氏、五代・研児氏は
濱田庄司やバーナード・リーチ、柳宗悦たちと交流があり、
彼らが出西窯などに指導的な立場で入る時には、
必ず舩木窯に立ち寄っていました。

現在でも舩木窯には、彼らが集った部屋があり、
バーナード・リーチがいつもここから
宍道湖をスケッチしたという場所が残っています。

伸児さんの作品。
モダンな美しさの中にも、
舩木窯の伝統が息づいています。

直径12.5×高さ9.5㎝

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開店10周年記念 舩木伸児展
■開催中 6月23日(日)まで 会期中無休
■12:00~19:00 最終日18:00まで
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20. 6月 2019 by もえぎ店主
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