国立夜読「民藝の擁護」に参加して


2月15日(金)19:30~JR国立駅近くの国立本店で開催されたブックトークイベント・国立夜読に参加しました。

テキストはいま駒場の日本民藝館で開催中の展覧会”柳宗悦の直感 美を見い出す力”の記念講演の講師も務められる松井健さんの「民藝の擁護」。

うちの店でも3年ほど前から読書会を開いているので、本のイベントがどんなスタイルで進められているのかという興味もあって…以前国立夜読で民藝関連の書籍がとりあげられた回につづいて、2度目の参加です。

最初にナビゲーターの「国立本店」の中西良輔さんがこの本全体の概要を説明してくださり、質問などのやりとりのあとは、参加者全員によるざっくばらんなフリートーク。

私自身は、例えば…
・柳宗悦の著書で繰り返し「名もなく、健やかで、無欲で…」と描かれる工人たちのイメージがのっぺらぼうで、リアルな姿が見えてこない。
・作家性が否定されているはずなのに、浜田庄司氏等、そのリーダーたちはそれぞれ自分の名前を全面に出して活動を行っていたではないか、などなど。
柳宗悦氏の本を読んだり、民藝館を訪れた時に感じるモヤモヤがこの一冊によってだいぶすっきり。

この国立夜読に参加したことによって、来月3月24日(日)まで開催されている”柳宗悦の直観 美を見いだす力」”(まだ行けてません)をますます興味深く観ることができそうです。

参加者それぞれが思ったことを遠慮なく自由に話せて、とても楽しい会でした。また若い方が”民藝”にどのような想いを持たれているかを知る、たいへんいい機会になりました。

18. 2月 2019 by もえぎ店主
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