舩木伸児作 淡黄釉丸皿

島根県松江市の舩木窯を訪れ、舩木伸児さんから淡黄釉丸皿を仕入れさせていただきました。

イッチン(筒描き、スポイト描き、絞り描き)と呼ばれる装飾技法で制作された丸皿。単色でありながら淡黄釉による色味が美しく、見る者を惹きつけます。

舩木窯は宍道湖南岸の湖畔にあり、その始まりは江戸時代中期にまで遡ることができます。伸児さんの祖父にあたる舩木道忠は柳宗悦、浜田庄司、河井寛次郎、バーバード・リーチといった民藝の創始者たちと交流を通じて、独自の作風を築かれました。画像はバーナード・リーチが訪れるたびに、舩木邸のこの位置からスケッチしていたという宍道湖の風景。

現在、出雲民藝館で、伸児さんのお父様の舩木研兒展が開催されています。出品作品は個人蔵のものが多く、見応えがある展示です。好評のため、会期も7月8日(土)まで延長になりました。

26. 5月 2017 by もえぎ店主
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